私が未経験から1年半でエンジニアをやめた理由 #駆け出しのエンジニア

私が未経験から1年半でエンジニアをやめた理由 #駆け出しのエンジニア

いつもご覧いただきありがとうございます、働きマン<>のアラサー女子コペルです。

いやはや、やってきましたよ!2年に1度の飽々症候群が!笑
私、率直に言って飽きっぽい性格をしてまして、仕事歴は2〜3年置きに転職しています、3年も同じ仕事を続けたことがありません。
今度こそ長く続けるぞと決意しても2年目を過ぎた頃に毎日のルーティンがしんどくなって、結果的に☆自然と☆意図せずに☆(ここポイント!)転換期が来てしまうのです。
でも後から振り返ってみれば、自分には合わないと思う仕事をダラダラ続けて時間を無駄使いせずにさらにスパッと切り替えてよかったなと思えます^^;

この記事では私が冷静にこれっぽちもキラキラせずに未経験エンジニアが弱っていくフローを振り返りますので何かの参考になれば幸いです。

#駆け出しのエンジニアブーム

エンジニア 高収入
私は今Web系のエンジニア職を生業としています。
いわゆる、コーダー、マークアップエンジニア、フロントエンドエンジニアという職種ですね。
私がエンジニアに転職したときはちょうどプログラミングブームやスクール、エンジジアバブルに火がついたときでした。
かなり新米エンジニアが増えた時期です。
メディアではかっこいい、リモートで収入アップと謳われているエンジニア職ですが、ブラックな労働環境や挫折率9割とも言われております。
まだ私はエンジニアとして2年も経っていませんが、未経験エンジニアが消えていく流れが大体読めてきました。
Twitterで最初は威勢のよかったアカウントも、ツイート数が減り消えていきます。
憧れの会社に内定を勝ち取った===!リツイートといいねの嵐ドドン!!

はい、これが彼らのピークです。

それから1ヶ月で会社を辞めました報告や、鬱になりました報告も珍しくありません。

そもそも最初はエンジニア志望では無かった

私はクリエイター願望は元々持っていたものの、実は最初はWebデザイナーになりたかったんです。
PhotoshopやIllustratorを使うグラフィック系のデザイナーの方に憧れていました。
ところが、どうやらWebデザイナーはグラフィックの知識だけでなくプログラムを書く知識も必要という情報を素人ながらに入手します。
そこで、初心者用のやさしいHTMLやcssの参考書を1冊購入して独学でやってみました。
今見るととても簡単な内容ですが、当時の私は1ページ進むだけでも必死でした!笑
初心者がよくするスペルミスや空白ミス、違うファイルに書き込んで何度リロードしても更新されない、ぬわんでじゃ〜〜( ;∀;)等々を散々繰り返してました。
それで、私には独学は無理だと、ここは潔くWebデザイナーの社会人スクールに通うことに決めました。
後々、この独学の1冊は初心者としてはかなりのアドバンテージになりました。

今振り返ってみると、まーこの時点であまり適性や才能は無かったなと冷静に認めることができますorz
私はド文系の頭脳なんですよね、中学校の数学も怪しいレベルです。
実際、数学の文字式とか証明、英単語習得力など基礎学力の土台がしっかりしていないとプログラミングは中々しんどいと思います。
無いよりはあった方が良いという話です。

実際、webデザイナー養成スクールとかエンジニアの学校ってどうなのさ?

私が通ったWebデザイナーのスクールは半年間でした。
半年間の間に基本ソフトの使い方を習得し自分のポートフォリオを作成し内定を取るスケジュールです。
スクールには働きながら通う人やママさん、Wスクールの学生さんなど色々な立場の人がいらっしゃいました。
スクールの広告はそれこそキラキラしていて、「仕事や家事育児と両立しながらスキルアップ♪」みたいなものが多いですよね。

仕事や家事育児をしながら半年間スクールに通いwebデザイナーを目指すのはまず不可能と考えて差し支えない

というのが半年間Webデザイナーの社会人スクールに通った私の意見です。
この記事ではけっこう言ってはいけないことを言いますので閲覧注意です※

自分は秀才という自信があれば両立もできるでしょうが、あなたのような凡人には無理でしょう
でもこれは元から超詰め込みのスケジュール自体に無理があるで仕方の無いことなのです。
あなたは悪くありません(さっきからすみませんm(__)m)

事実、私のクラスメイトも基礎カリキュラムがまだ半分の段階で卒業制作も仕上げなければならず、満足なポートフォリオが無い中で就職活動をし、中々内定が取れない状況の人が多かったです。
今ではそれぞれの道でクリエイターとしてご活躍されていますけどね☆

私は半年間仕事をせずにwebの勉強に専念しました。
超詰め込みカリキュラムでスクールのライブ授業があるとはいえ、自助努力のウェイトがかなり大きいので勉強時間が物理的に確保できないと文字通り「詰みます」
入学オリエンテーションでカリキュラムを渡され3日ほどこなして私は悟りました。
「をい!をい!これニートの私が毎日フル稼働してようやくスケジュール通りになる内容だよ!!」と。

3ヶ月経った頃にスクールの先生にそれとなく確認してみました。
コペル「スケジュールでは5ヶ月目から卒業制作(自分の就職活動用の作品)作成になってますけど、私のスピードで1サイト作るとなると2ヶ月は必要ですよね…?」
先生「そうだよ、そろそろ基礎演習を終わらせとかないとWordPressまでは組めないだろうね」
平然と言われました♪( ´▽`)

ちなみに未経験WebデザイナーのポートフォリオでWordPressまで仕上げてるとその他大勢よりかなり有利になります。
会社の中に入ってみてわかるんですが、職業訓練校やスクールに行ってWordPressまで組み込んだポートフォリオを持ってくる面接者は10%もいないのが肌感覚です。

webデザイナー養成スクールを120%使いこなすには?

Webデザイナー  スクール
スクールのアドバイザーはポートフォリオ(制作実績)の質で就職は決まるから自分のサイトだけはしっかり作り込んで、と言っていました。
素人が内定を取れるようなWebサイトを1つ作り上げるのはプロの倍以上の時間がかかること必至です。
ということは逆算すると、予定のスケジュールよりも1、2ヶ月ほど早く基礎演習を自分でコツコツ終わらせて、卒業制作で自分のサイトを作る時間を少しでも確保しなくてはなりません。
学校でフライングは叱られますけど、逆に社会に出たらフライングは正義なのです。(私の好きな千田琢哉先生の言葉です)

つまり、同期の上位10%くらいの進捗を維持して1位か2位くらいの進捗度を維持していないとこの戦国の世は生き残れぬということです。
ぶぉ〜〜〜〜♪(ホラ貝)

「ライバル25人いる中で上位10%に入るにはどうしたらよいか考えて行動したら大体うまくいく」という私の記憶が曖昧で作者不明の言葉があるんですけど、そういうことだと思います。
途中アルバイトでもしようかなと思ったこともありましたがしないでよかったです。
時間は有限です。

また、せっかく高いお金を払って繋がれるご縁なので先生達とはコミュニケーションを取った方がいいです。
素人では思いつかない効率的なツールや方法を気づかせてくれます。
この辺が独学じゃその情報自体に繋がることが難しいので「知らないって怖え〜w」と思いました。

未経験のWebデザイナー・エンジニアが内定を勝ち取るために必要なたった一つのこと

結果的に私の先回り戦略は功を奏し、当時第一志望だった今の会社でWebエンジニアとして働くことができました。
他にも3社面接を受けましたが、全て内定をいただきました。
私は面接になると面接が得意な人格に変わることができるので、面接は得意なのです、意外と。
面接のコツは面接官に向かって「あなたのことが大ファンなんです!」と好き好きオーラを出すだけです。
ただし、デザイナーやエンジニア系の面接はどんなにやる気があってもポートフォリオがショボければ容赦無く落とされます。
体力のある大きな会社は人柄を見て伸び代を評価してくれるかもしれないですけどね。
小手先の面接テクニックの練習や履歴書を丁寧に書くくらいなら自分のポートフォリオを極限まで作り込みましょう。
私は履歴書をWordで作成しました。
志望動機も手短に要点をまとめてあっさり茶漬けで。

熱意があって人柄が良い人はたくさんいますが、いかんせんポートフォリオがいけてないと周りと抜きん出ることはできません。
とにもかくにも、ポートフォリオが大切です。

これが私の通ったWebデザイナースクールのキラキラしていない現実

エンジニア 現実
スクールの学費は50万でした、流行りの本格的なプログラミングスクールなら100万と聞きます。
私の感想しては短期集中の時間節約ができたのと、質問できる環境、目標であるクリエイター職に転職ができたことを考慮すると大枚はたいて行ってよかった思います。
あと、クラスメイトや先輩、師匠、横の繋がりができたのは有り難いですね。

高い学費を払っても授業についていけず不登校になる人は2:8:2の法則で必ず2割います。
頑張ったけれども転職の夢が敵わず諦める人も表には出ませんがいらっしゃいます。

お金を捨てても後悔は無い覚悟でスクールはうまく使いましょう。

ちなみにMacBook Proを買おうか迷っているWebデザイナー、エンジニア志望の方はいつまでもぐちぐち悩んでないでお金が無くてもさっさとローンを組んで買いましょう。

ちょっと多いかな?くらいのスペックがベストです。18Gは最低でも欲しいところ。
Adobeのソフトやデータは重いですし、こまめにデータを削除していてもすぐに貯まっていきますよ。
24回払いなら金利がつかないはずです。
ただ金利のつくローンは人生で極力組まないようにしましょう。
アホらしいですから。

Webの勉強をしているうちにコーディングの魅力に気づく

そんなドタバタなスクール時代でしたが学習を進めていく中であることに気付きます。

・コーディングの構造を理解していないと、いいデザインは作れない。
・どんなふうにアニメーションが動くのか知らないとその発想すらデザインで提案できない。
・デザインの上達には時間がかかるけど、プログラミングは公式さえ覚えたり検索能力があれば習得は早い。
・自分の作りたいと思ったものがあってせっかく良いデザインが作れても、それを実際に形にする能力が無いと意味が無い。
・もしかしてデザイナーよりコーダーの方が単価が高い?
・今の私のデザイン力でおしゃれなWebサイトを作るのは難しいだろう。
だとしたら、ごりごりコーディングを頑張ってコーダー志望の方がワンチャンあるかも。
・コーディング面白いし、意外と私に向いてるかも!

元々デザインに興味のあった私ですが、こういった邪推がありコーダーの道を志ます。

この邪推は今振り返っても間違っていませんでした。
実務でちょっとした更新を頼まれたときに対応できるか、できないか、はかなり大きな差です。
さらに、このブログのように自分のWebコンテンツを形にしたい場合、コードやFTPソフトの知識が無いと薔薇の道だからです。

意識高い系のプログラミング初心者が生まれる流れ


ただし、今振り返って盲点だなと思うのは、コーディングが面白いというのは合う合わない・中には全く受け付けない人もいると思いますが、ある程度勉強してみるとコーディングのおもしろさは大体の人が気づくと思います。

「プログラミング面白すぎる!最高!」

伸び盛りの未経験エンジニアのツイートに多いです。
その気持ちは私もかなり共感できます。
今まで自分は何をやっても不器用だったけどやっと天職に出会った全知全能の気分、言い過ぎか。
なぜなら、この段階では低レベルなことが次々とできるようになる段階なので楽しいのです。
ちょうど2,3歳児が新しいことをどんどんできるようになって褒められる感覚、褒められて伸びるタイプの感覚!
さっきから言い過ぎかm(__)m

本当にエンジニアに向いている人というには、私のような邪推からでは無く、まず最初にコーディングが面白い!楽しい!から来て、その後は無理難題に挑む忍耐と不屈の精神のある人だと思います。

Webエンジニア1年目

エンジニア 1年目
有り難いことに私の会社は未経験の私にのんびり期間を与えてくれました。
毎日18時に帰り、リラックスと勉強の時間がありました。
人生フライングが大事とはいえ、最初からあまりに頑張りすぎてパンクしないように私は意識的にリラックスの時間を取っていました。
まずは会社に慣れることが一番です。
この戦略は良かったのか悪かったのかは謎ですが、全く成長して無いな〜と焦りながらなんとか今日まで続けてこれました。

さらに有り難いことに仕事では未経験の私に最初からLP丸ごと、1サイト、とコーディングを任せてくれました。
しかし、ゴリゴリ書いてよしできた!と上司に提出すると修正項目の嵐でした。
この店のレシート異様に長いなーみたいな、チェックリストにズラーーーっと><
デザインの色や文字の間隔をよく見ていなかったり、細部の作り込みが甘かったり、IEや実機で確認すると崩れていたり、タグの使い方を間違えていたり。
自分で必死に作っているとそのようミスに気づく余裕や観察眼が無くなるのです。
結局ね、時間が無くなり上司に巻き取ってもらうこと多々で、Webサイト一つのコーディングですら完結できない自分にガッカリでした。
徐々に私のポンコツさが露わになってきますっw。

私、多動(注意力散漫)の傾向があるんですよ。
勉強はそこそこだけど時間割が上手に合わせられないタイプorz
つまりコーヒーチェーンやコンビニでアルバイトするとパニクって使い物にならないタイプorz
グラウンディングが不得意なタイプorz
あーわかるわー、って人はアラスカンのルビーを飲んでみてください、ちったぁマシになります。

そんな毎日を続けながら1年経つ頃には、定期更新の保守を担当するようになりました。
この定期更新が超ヘビーでした。
毎日何十通もメールが飛び交う中で突発的な更新依頼にクイック対応したりで、本来の自分の仕事の制作案件のための時間が削れるばかりでした。
しかしタスク管理能力はかなり鍛えられたと思います。
まだまだ伸び盛りだったので、この頃はやりがいを持って前向きに取り組めてはいました。
と、思ったらこの頃かなりモチベーションが下がっていました(笑)
無理やりプラス思考で頑張っていたけど、本当の自分はしんどかったんだと思います。

残業&残業、はいまた残業

エンジニア 残業
この頃から残業するようになりましたね、23時とか。
流石に日は超えませんでしたが。
同僚や上司が心配するから早めにタイムカードを切って居残りしてました。
「誰もがこういう時期があって乗り越えたんだよね」と自分に言い聞かせながら。
↑超、切ねぇ。。。笑

この業界は残業代出ないですよ。
そこそこ大きい会社でも出ないです。
収入の構造的に決められた予算の納品物に対して対価が支払われます。
なので、どれだけ時間をかけても納品物がしょぼかったら、その納品物に対しての評価になります。

『残業代が出ないなんて有り得ない!そんな会社すぐ辞める!』
これがこの業界に入る前の私でした。
でも「慣れ」や「習慣」の力って強力なんですかね。
徐々にサービス残業が当たり前になっている自分ができあがります。

Webエンジニア1年と半年(現在)

あれ、あの頃からたった半年しか経ってない(笑)
徐々に定期更新の方は慣れてスピードも出てきました。
肝心のコーディング技術の方は少しずつ自分の悪い癖をしらみ潰しに改善してはきました。
しかし、まだまだ自分では気付けなかったり、対応できない修正をたくさんいただきます。
最近では私のコーディングの遅さと煩雑さが上司を悩ませているのがわかりますm(__)m

ここへ来て私も焦りが生まれます。
もうすぐ2年目なのにこの完成度はまずい!と。
ポンコツな自分が毎日曝け出され、会社に行くのが本当に嫌でした。
会社自体はまぁまぁ好きなんですけどね。



鬱ってこんな感じなんだ


そして人生で初めて「鬱状態」を体験しました。
極度に自信が無くなり、

「私は本当に何をやってもだめだ、生きている意味がない、消えてなくなりたい、死にたい」

▲このような感情をはっきりと自覚するようになりました。
精神科を受診した訳ではないですがこれが鬱なんだなーと受け入れていました。

これぐらいで?と思う人は思うと思います。
あたいもそう思うもん^^
これまでの人生もっとショッキングなできごとはありましたが、ここまで鬱らしい鬱になったことは無かったんですよ、不思議なもので。
気枯れしているというか、生きる意欲、生命エネルギーが無くなりますね、鬱ってやつは。
気力が「しばらく実家に帰りますんで」といなくなって、急に部屋がガランとなる感じです。

この鬱状態からの立ち直りは後から書くとして、どうしてこのように辛い1年目〜2年目になってしまったのかまとめてみます。
テレビのしくじり先生的なスタンスで。この番組見たこと無いですけどw



しくじりの原因は「木を見て森を見ず」

木を見て森を見ず
私はコーディング、プログラミングの枝葉の部分ばかりに注目していたのです。
フロントエンドだったらかっこいいアニメーションとか高度なJavaScriptで動かしたいじゃないですか。
そういう探究心は良いと思うよ、でもね、コーディングで一番大事なのは設計力だと思います。
私はここのセンスをもっと磨かねばなりません。

家に例えるとわかりやすいです。
設計図がしっかりしてないと良い家なんてできません。
私はロクに設定図を見ずに後からできるような煌びやかな装飾の方ばかりに注目していました。
(いいぞ!私!さえてきた!笑)
そういう使うかどうかもわからないチップス的なテクニックよりも、いかに美しく効率的に更新性のあるコードを設計するかの方が10倍大事です。

ここまではスクールでも中々教えきれないし、経験を積むしかないと思います。
もしあなたが伸び悩んでいたら本質を見抜くことです。
努力のベクトルを修正してみましょう。

そしてディレクターに転向することに

エンジニア 会議
以前から私はディレクターに向いていると上司から言われていました。
「そうですかね〜^^」とあまり気にも留めておりませんでした。
が、やはり人生の転機は絶妙なタイミングではやってくるんですねぇ…

ある日の会社の会議で今後の事業についての方向性や私の身の振りについて偶然話題になりました。

「ずっと指示されてコードを書きたいわけじゃないでしょ?もうコードを書くのは外注に任せて案件をどんどん回す立場になったら?」

ぇ、ちょ、なにこれ!
スティーブ・ジョブズが「残りの人生、いつまで砂糖水を売ることに費やすんだ?」とペプシのイケイケマーケッターを口説いたみたいな(これは言い過ぎです、すみませんm(__)m)
社長から言われたときは「うーん><、でもまだ私はできて当たり前のこともできて無いんです…」とすぐに受け入れられない自分がいました。

しかし、その日の夜そわそわしながら考えました。

ディレクターかぁ、面倒なコードの修正は全部お任せできるのかぁ、じゅるりっw私が人の2倍時間をかけてコーディングするよりも、要領が良くて得意な人にガンガン任せて私は案件を回した方が会社の利益になるよね

そうやって会社全体の利益を底上げして給料上げてかな!

取材とか色んなところ行けて楽しそう♪

文章を書くのはご覧の通りお手のものだし(すみませんm(__)m)

お客様やフリーランス、代理店の方とのやりとりは大変なんだろうけど、私は気難しい人からも嫌われない謎特性があるしイケるんじゃ…

あれ?これ、チャンスなんじゃない??
私ここで手を挙げなかったら絶対後悔する!

翌日、いつもの昼礼で声高らかに「ディレクターになります宣言」をしました。

周りの反応は思いのほか良く、じゃー来月からディレクターのアシスタント業務をどんどんやっていこう!という流れになったのです。
とはいえ、コーディングとディレクション業務をハイブリッドにすることにはなります。
ディレクターとしてはデザインの修正指示を説明できるようにならないといけないし、案件管理やコミュ力も必要で、はたまた勉強することがたくさんあります。
でも、ワクワクしている自分がいるのです。
今までたくさんお金をかけて読んできたビジネス書や教養の読書を単純作業から抜け出してやっと生かすことができるのではないかと。

チャンスの神様には前髪しかない!チャンスを与えてくれた周囲と自分自身に対する信頼感に感謝

チャンスの神様は前髪しかいない
このように私はどん底の鬱状態でしたが、小さくて大きなチャンスがやってきて自然と元気になりました。

「チャンスの神様は前髪しかない」という言葉あります。
もたもたしてると幸運の女神はあっという間に過ぎ去ってしまうから、目の前に幸運がやってきたらしっかり捉えて素早く掴みなさい、というような意味ですね。

今回の出来事は、とてもこの言葉が合っていると思いました。
会議でふわっと舞い降りたチャンス、これを好機と捉えるか、流すか。
思い返すとこの鬱期間は自分のコンプレックスと向き合って自分の弱さを認める良い機会になったと思います。
そして、私はこれがしたいんです、と手を挙げることができた私の勇気に心から感謝します。
自己肯定感がどん底の状態でも私の中の魂の灯火はまだ小さく煌めいていました。
私はいつも何かに助けられています。

積極的な女が嫌われるのは私もわかります。
でも、もしあなたが神様の前髪を見つめながらじっとしている自分に気づいているのなら
Raise your hand!
立候補してください。

少しの自信と行動で世界はかなり生きやすくなるんじゃないかな。

今の仕事向いてないんです?人間関係で悩んでます?さっさと辞めちまえ!(爆)

ちょっとスピリチュアルなお話をします。
つまらない仕事、退屈な授業、眠たくなるようなどうでもいい長話、それは「あなたはこんなことやってる暇無いですよ!」という魂のメッセージです。
年々、時間がすぎるのが早いと思いませんか?明らかに地球が昔より早く回ってると思うんですよ。
誰にも頼まれても無いのについやってしまうこと、今まで一番お金をつぎ込んできたこと、無性に習得の早いもの、すぐに覚えられるもの、これらが「あなたの幸運の種」です。
人間関係は徐々に波動が洗練されてくるので、転職をすると自分と合う環境や人と出会うことができます。
ところ変わっても同じようなタイプの人にいつまでも悩まされているなら、今世、過去生問わずあなたに原因ありですな。

何を言いたいかと言うと、辞めていいんですよ仕事なんて。
わざわざ不幸にしがみつく必要は無いよ。

仕事辞めた友人に久しぶりに会うと私はまず「おめでとう!」と祝福します。
びっくりされることもありますが(汗)
だって、嫌な仕事から足を洗って新しい人生が始まる超めでたいタイミングですよ!ここで祝わずしてどうすんねん。

いいと思うんですよ、合わなかったらどんどん切り替えて。
何をやっても批判される世の中なのですから。

そう、エンジニアだってやめることもあるのさ♪

【編集後記】
今年アカデミー賞を受賞されたボン・ジュノ監督は「最も個人的なことが、最もクリエイティブ」とおっしゃっていました。
この記事を書いているときに浮かんできました。素晴らしく的を得た言葉ですよね。
今後ともアラサー女子のくだらないことから濃密なトピックを書いてまいりますのでよろしくお願いいたします。