女子1人ニューヨーク放浪記①〜飛行機で大号泣の出発編〜

女子1人ニューヨーク放浪記①〜飛行機で大号泣の出発編〜

なにこの哀愁漂うブログタイトル(笑)アラサー女子のコペルです。
しばらく旅物記事をつらつら書いてみようと思います。
過去に自分が消費した体験がコンテンツになる、いや〜いい時代になりましたね。

今回の記事は私が学生のときに1人で飛行機のチケットと宿を取って行ったニューヨークの物語になります。
2014年のことになるので今とは違う情報もあるかと思いますが、旅物のエッセイや小説を読む感覚で楽しんでいただけたら幸いです。

私がニューヨークに行った理由

ニューヨークには卒業旅行として行きました。
ニューヨークを選んだのはやっぱり「憧れ」ですよね。
飛行機だと、大体13時間くらいかかります。
遠い!なかなか行けない!
ニューヨークなんて私の人生には縁のない別世界のような場所です。
だからこそ、今行かなかったら一生行く事は無いかもしれないと思い、ニューヨークに行くことにしました。

本場のアートや金融街の空気を体感したかった

ニューヨーク 金融街
私は美術館に行くのが好きなんですよね、中学のときは美術部でした^^
アート作品から発せられるエネルギーに触れるのが好きと言ってもいいかもしれません。
ニューヨークと言えばもう現代アートの聖地と言っていい場所です。
ニューヨーク滞在中は、もっぱらアートミュージアム巡り、美術館巡りをすることに決めていました。
また、私は金融やオカルト、陰謀論にも興味がありまして、世界の経済や政治を動かすウォール街の雰囲気を味わってみたいと考えていました。

ニューヨークから帰ってきた友人と背中を押してくれた言葉

酒場
当時、私はスペインバルでアルバイトをしていました。
そのお店の常連さんがニューヨークから帰ってきておもしろいお土産話をたくさんしてくれました。
そういう生き生きとした体験談を聞いて私の「ニューヨークに行きたい欲」がどんどん高まりました。

ニューヨーク行きたいな〜とグズグズしている私の背中を押してくれた常連さんの名言を置いておきます。

「これから社会に出てお金はあるけど時間がないときはたくさんあると思う。でも、時間はあるけどお金が無いんだったら無理してでもお金を使って色んなこと体験した方がいいよ。」

社会人になってわかりますけど、これ本当にそうですよね。
結局、心理的なしがらみで自分に蓋をしてしまう。
身軽なうちに動けるだけ動いておけということです。

ニューヨーク滞在先の宿や紹介していただいたり、ここに行ったらいいよとか、この店美味しかったよーとか、いろいろ教えていただいて充実したニューヨークの旅になりました。

わくわくニューヨークへの準備

私がニューヨークに行ったのは、2014年の2月です。
冬のニューヨークと言えば、氷点下の気温にまでなるめちゃくちゃ寒い時期です。
ただその代わり、飛行機のチケットや宿代は安かったですね。
往復で10万円くらいだったと思います。
貧乏学生にとってはありがたかったです。

飛行機は、デルタ航空で成田空港発、John F. Kennedy国際空港行きのチケットを取りました。
旅行会社は一切通さずに、スカイスキャナーから予約しました。



ちなみにデルタカードはいいですよ

このご縁があってか私はメインのクレジットカードをデルタカードにしています。
デルタカードの良さは、ANAカードやJALカードと同様に「デルタスカイマイル」というマイレージがたまるんですが、デルタスカイマイルは無期限で消滅しないのです。
ANAカードとかでせっかくマイルを貯めても、マイルの期限が1年とかで失効しちゃうじゃないですか。
結局貯めても使わなかったりしたらもったいないですよね。
その点、デルタスカイマイルはずっとマイルを蓄積しておくことができます。
この前デルタスカイマイルを確認したら、なんとアメリカまで往復で行ける位のマイルがたまっていました。
アメリカまで無料で行ける権利を持っているといるのに、仕事で行けないつらみ(_ _).。o○
そんな事はどうでもいいや(笑)



ニューヨークの情報収集

そして、やっぱり買っちゃいました。
「地球の歩き方ニューヨーク編」たくさん書き込んでボロボロになるまで読みました。


さらに、私の目的はアートミュージアム巡りだったので個人の方がKindleで出版されているニューヨークの美術館情報の本を購入しました。
ガイドブックには載っていないようなマイナーな美術館やアートギャラリーの情報や無料で鑑賞できる日などお得な情報も載っていたのでとても予定を組むのに役立ちました。

寒さ対策について

ニューヨーク 冬
防寒については、ニューヨークと北海道の移動が同じくらいなんですけど、最大限に暖かい格好も準備しました。
しかし、体感では日本の普通の冬と変わらない感じでした。
寒すぎて感覚がブレイクスルーしていたのかもしれないですけどね笑

ニューヨーク滞在中の宿は、「ムーンパレス1号店」に予約をしました。
でも今は無くなってしまったみたいです、残念。
この宿はニューヨークのハーレムにあった日本人宿です。
宿の客との交流が刺激的でした。
一攫千金を目指す油絵画家や野生のグリズリーに会いに来た生物学専攻の学生、語学学校に通っている管理人の女性、ラーメン屋をしているオーナー、ファッションが大好きな女の子、ダンスが大好きな子などなど、長期休暇の度にアメリカに来るただのアメリカ好きのおじさん

ニューヨークへの準備は、
・航空チケットの手配
・宿の予約
・Wi-Fiルーターの申し込み
・ガイドブックやネットで情報を集めて旅程を組む。
・防寒の用意

このくらいですね。
ちなみに当時の私の英語力は幼稚園児レベルでしたが旅行くらいだったら「 thank you」が言えたら問題ありません。

当時は一人暮らしをしていました。
親に1人でニューヨークに行ってくると言うと絶対に反対されるのはわかっていたので出発当日に父にだけ電話して報告だけして飛行機に乗りました。
オテンバ娘ですみません(*´-`)

母娘もののピクサー映画を見て飛行機の中で号泣事件

飛行機の中 客席
ここからは旅の中で印象に残ったできごとを何のとりとめもなく書いていきます。

飛行機の座席にモニターが付いてますよね。
今自分がどこを飛んでいるのか確認できたり、航空会社のプロモーションが流れていたり、エンタメコンテンツが見れたり。
長旅なので、ふと映画でも見ようかと思いました。

旅のように自分で時間を作って、お金を投資した経験は絶対に帰ってくると思います。
私がニューヨーク行きの飛行機で見た映画は素晴らしいシンクロニシティーが起きました。

私が見た映画は、ピクサーの3Dアニメーション「メリダとおそろしの森」でした。
この映画の主人公メリダはある王国のプリンセスなのですが、女性らしくいることやプリンセスとして求められる立ち振る舞いをすることをがどうしても肌には間に合いません。
メリダは窮屈できれいなドレスを着ておしとやかにしているよりも、馬に乗って広野を駆け抜けて弓を射ることや剣の鍛錬をした方が面白いと感じている破天荒なプリンセスでした。
また、メリダの弓の腕前は、戦士もを巻いてしまうほどの才能がありました。

そんなメリダは、いつも女王である母親と衝突していました。
メリダの母上は、愛情からゆえにメリダを叱ったり、ついつい小言を言ってしまうのです。
ある日メリダは、母上と喧嘩をして家出をし、大冒険が始まると言うストーリーになります。

号泣
このストーリーの設定だけでも、当時の私とめちゃくちゃシンクロしていたんです。
映画の序盤から私はボロボロに号泣していました。
隣りの席の白人女性は少し心配してたと思います。。。
旅に出ると普段よりも感性や感情がダイレクトに自分に響いてくる、こういう感覚わかりますか?

私は正直、自分の母親のことを憎んでいました。
母親から離れるためにわざわざ遠い大学を選んで進学をしたといっても過言ではありません。
私の母は、私のために一生懸命でしたが私にとっては、とても荷が重い愛情だったんです。
ニューヨークへ行くことも、心配すると思って母には知らせませんでした。

メリダとおそろしの森」を見て、自分の身勝手さや浅はかさに気づきました。

帰ったらお母さんに会いに行こう、
とゆうか私は無事にニューヨークから帰ってこれるのかな?
もう一度お父さんとお母さんに会えるのかな?
帰ったらありがとうとごめんなさいを伝えよう。

映画を見ながらそんなことを考えていると、嗚咽を漏らして号泣せずにはいられませんでした。

メリダとおそろしの森は、母と娘関係で悩んでいる方、傷ついてきた方にオススメです。
自分のインナーチャイルドが癒されると思います。

実は、このブログを書いている時も当時の感情を鮮明に思い出してちょっと泣きました(笑)
実家には1年くらい帰ってはいなかったけど、今年のゴールデンウィークは両親との時間を大切にしようと思います。

今日はこのくらいにして、少しずつ続きを書いてまいります。
まだニューヨークに到着してもいないという。。。^^
旅のハウツーよりもこういう個人的な体験を中心に書きますね。
ではでは!!
ニューヨーク アート