心の旅に出よう!おすすめの旅本エッセイ33選
- 2020.05.03
- 読書

こんにちは旅行好きなアラサー女子コペルです。
2020年のゴールデンウィークは「stay home」です。
これまでなら少し遠出して旅行を楽しんでいましたが今年はそうはいきません。
ただですね、実際に旅に出なくても、いろんな人の旅経験に触れて人生の幅を広げることはできます。
この記事ではうずうずstey homeしている旅好きの人におすすめの旅もの・グローバルものエッセイをご紹介します。
- 1. 深夜特急 沢木耕太郎
- 2. とんまつりJAPAN みうらじゅん
- 3. 憧れの魔法使い さくらももこ
- 4. ももこのトンデモ大冒険 さくらももこ
- 5. 酔うために地球はぐるぐるまわってる 椎名誠
- 6. おもしろ大陸オーストリア リック・タナカ
- 7. それいけバックパッカーズ②アジアの地獄 游人舎
- 8. 謝々!チャイニーズ 星野博美
- 9. スイス鉄道一人旅 根本幸男
- 10. 青い鳥の住む島 崎山克彦
- 11. 旅する胃袋 篠藤ゆり
- 12. バルト三国をボルボで走る 笹目二郎
- 13. エジプトがすきだから。なかがわみどり ムラマツエリコ
- 14. 楽しき熱帯 奥村大三郎
- 15. 忘れないよ!ヴェトナム 田口ランディ
- 16. イスラムものしり辞典 紅山雪夫
- 17. インドへ 横尾忠則
- 18. どこへ行っても三歩で忘れる鳥頭紀行 西原理恵子 勝谷誠彦
- 19. チベットで食べる・買うこんなに楽しい聖地探訪 長田幸康
- 20. 最後のゾウガメを探しに 千石正一
- 21. インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸648日 中村安希
- 22. ユーコン漂流 野田知佑
- 23. 雲よ 野田知佑
- 24. モロッコで断食 たかのてるこ
- 25. アジア迷走紀行 下川裕治
- 26. 5万4千円でアジア横断 下川裕治
- 27. 一両車両のゆるり旅 下川裕治
- 28. インディアンの知恵 塩浦信太朗
- 29. はじめての世界一周 吉田友和 松岡絵里
- 30. 幸福論 須藤元気
- 31. レボリューション 須藤元気
- 32. 愛と革命のルネサンス 須藤元気
- 33. めくれば始まる 世界一周 栗原良平 栗原純子
深夜特急 沢木耕太郎
iPhoneもない時代、地図も現地で調達して行き当たりばったり感がおもしろい本です。
当時の若者はこれを読んで旅に憧れていたのか…香港の人の暖かさはバンコクにはありませんでした…これ読むと香港行ってみたくなる。
カモるかカモられるかアヒルちょっとした親切や疲労感、倦怠感、孤独感が最高です◎
巻末の対談で主人公は26歳適齢説が長々書いてありました。当事者は気付きにくいけど、社会を知って割と自由に動けるニュートラルな年齢と、禿同です。
私もこの本に出会ったのが26歳でした。人生の転換期に読みたくなる本です。
とんまつりJAPAN みうらじゅん
日本の頓馬な奇祭特集の本です。
みうらじゅんさんの声で実況が脳内自動再生されました。好きだなみうらじゅんさん。
笑いの強要「笑い祭り」、うじ虫祭り、ペニスの祭り、などなど。お土産グッズは放送不可レヴェルです。
非日常、矛盾が成立するのは祭りだからですね!
憧れの魔法使い さくらももこ
さくらももこ先生憧れの絵本作家ル・カイン巡礼の旅です。
絵本は芸術性高いので私は見るの大好きです。
ひたすらに絵を描いていた少女時代のお話も胸熱でした。
ル・カインゆかりの人への大事なインタビュー中でもお決まりの睡魔は健在でしたw。
さくらさんのル・カイン風挿絵も色彩デザイン、見てるだけで楽しくなるファンタジー感、素晴らしかった。
ももこのトンデモ大冒険 さくらももこ
率直に言って超面白いです(ToT)一人でヒィヒィ笑いました。
「アミ 小さな宇宙人」をさくらさんも絶賛し、そのご縁で世界オカルト大冒険がスタートしました。伝説のサバイバルスクールに死にそうになりながら参加したり、変人すぎるプレアデス博士を訪問したり、アミの著者、漢方の達人、超能力者とご対面したりと盛り沢山の内容です。未知のパワーは世界に沢山あるんですね。
酔うために地球はぐるぐるまわってる 椎名誠
世界の酒酒酒を巡る旅エッセイです!コブラの心臓がピクピク泳いでるお酒や椰子の木の樹液そのまま酒など珍しやかなお酒ストーリーは面白かったです。
ウィスキー蒸留所への訪問も素敵でした。
ミュンヘン、オクトーバーフェスの話は凄かったです、死ぬほどみんな飲むんですね。
後半はひたすらリア充なシーナさんの気持ちいい飲み様の絵本エッセイでした。
おもしろ大陸オーストリア リック・タナカ
在豪20年の著者が「おちゃらけたオーストリアを」と表紙にはありましたが中身はかなり調べこんであり社会学の様な形相でした。大麻や宇宙人事情、イエティ伝説、アンザック魂が興味深かったです。
巨大オブジェと庭と郵便受けがやたら個性的というのもオーストラリアの特徴なのだそうです。お庭でドラム缶BBQ良いですね。
それいけバックパッカーズ②アジアの地獄 游人舎
旅に人生を狂わさせられ、旅に人生を狂う人達のオムニバス形式の本です。危機的状況時は隣人のハートフルさが時に命を左右するのがわかります。相当に授業料を払わさせられた勇者達ばかりでした。ここまで刺激的な旅は遠慮したいです^^;
謝々!チャイニーズ 星野博美
開放時の中国を描いた本です。喧騒とたくましさに圧倒されました。良いも悪いもただ見つめてきた飾らないノンフィクション作品です。
色んな人の生き様を見せつけられちょっと打ちのめされました。今は随分と事情も変化しているでしょうけど考えさせられる良い本でした。
スイス鉄道一人旅 根本幸男
愉快な鉄ちゃんの還暦バックパッカー旅物語です。「Be young always,be young forever」が信条だそうで、良い言葉を頂きました。スイス国旗は物価高のお国で私ごときでは息ができないと思っていましたが意外にも綺麗な安宿食事も充実しているようです。スイスはやはり美しい国ですね。私も行き先決めずに鉄道に乗ってみたい。
青い鳥の住む島 崎山克彦
退職金を叩いてフィリピンのカオハガン島のオーナーになった筆者の日常です。物質と心の豊かさは反比例するのでしょうか。島民の幸せと未来を思い試行錯誤は続きます。美しい島を外部要因から護りたい思いが伝わってくる。良いタイミングがあれば伺いたい。
旅する胃袋 篠藤ゆり
秘境で思いがけずグルメに出会えたら感動しますよね。作れそうなレシピは写メしました。周囲からの親切なコミュニケーションから著者の人と成りを感じることができます。このような旅が私もできるようになりたいですね。この本を読むとモーレツにアジア飯を食べたくなります(´Д` )
バルト三国をボルボで走る 笹目二郎
自動車畑のジャーナリストさんの旅行記です。広報車のレンタルなのでほぼ車のスペックや燃費の話でバルト三国感は薄いです。街の駐車場探しは大変だけどマイペースに行きたいところに行けるのは車旅の魅力ですね。物価高いが快適余裕の夫婦旅にほっこりすることができます(*´ω`*)
エジプトがすきだから。なかがわみどり ムラマツエリコ
女子2人でエジプト100日のエッセイです。どのように騙されるか、値段交渉や客引き安宿トイレ、セクハラ、事情をサクッと解説してるけど…その身に起きたことだと思うと本当にご愁傷様ですm(_ _)m
体当たり感すごいです!日本の4色ボールペンをちらつかせると立場が逆転するらしいですよw
楽しき熱帯 奥村大三郎
昆虫博士にとってアマゾンは天国であり、憧れのアマゾンらしいです。昆虫採集とインディオ虐殺の歴史に触れる旅紀行です。希少種の標本は高値で取引されているらしく筆者も「現地価格は安い」と借金までして蝶の標本を買っていた。現地の日系ガイド、ヤマダさんのとんでもエピソード、口癖「…なのよ、案外」も和む。
忘れないよ!ヴェトナム 田口ランディ
ヴェトナムって臭い、しつこい、うるさい。実は好きになれないんだよねというランディさんのネガティブイメージか徐々に変化するストーリーです。試行錯誤をして、やっと旅のテンションになり、友達ができました。一人になって自分を知るり、今まで誰にも話さなかった話を初対面の旅人には話しちゃう。そうそう、この感じが旅!笑 ランディさん処女作です。
イスラムものしり辞典 紅山雪夫
イスラムの文化を理解するのに大変勉強になった本です。
コーランは荒れた時代のモラル・人権の向上に必要でした。どうしてアラブの国ではあんなに宗教を大切にしているかわかります。
血生臭い歴史もあるけど旅人に優しい文化が根付いたことは大正義です!ムハンマド△あげ
イスラム建築の面白さだとかマナーだとかとにかくわかりやすかったです。敬意を払ってイスラムの人に接したいとと思いました。
インドへ 横尾忠則
「人間にはインドに行ける者と行けない者があり、さらにその時期は運命的なカルマが決定する」三島由紀夫。
この度で横尾先生は当初予約していたホテルとは全く別の場所に適当に案内され、あれよあれよと行き当たりばったりのインド旅になります。
瞑想やヨガ、ドラッグのディープな精神体験もあり。乞食に1ルピーも与えない葛藤もたまりません。
インドは自分が丸裸にされるといいます。
どこへ行っても三歩で忘れる鳥頭紀行 西原理恵子 勝谷誠彦
緑の地獄アマゾンにて泥酔5人珍道中です。誰一人団体行動が取れないタイプだったので、アマゾン云々が霞むようなキャラの勢いが面白かったです。良き友人は人生に彩りを与えてくれます。
今は亡き勝也さんと西原先生の掛け合い最高です。
チベットで食べる・買うこんなに楽しい聖地探訪 長田幸康
王道な観光ルートから少し田舎までチベット文化がわかりやすい旅エッセイです。良いですね、チベット。
人が暖かく、自然や神と共に生きる生活があります。チャイティーの美味しそうなこと、、、逆風の中にいるチベットを守りたいです。
最後のゾウガメを探しに 千石正一
爬虫類両生類学者の千石先生の主にフィールドワークのエッセイです。毒がなければ基本素手で掴んで観察する、虫やトカゲ、蛇を夢中で追いかけ回す好奇心が止まらない千石先生を、現地民もそうだけど私も応援しちゃいました。生物多様性に思いを馳せました。
インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸648日 中村安希
考えさせられる政治や宗教や人種、貧困、人々の心情、何気無いけれど大切な会話やできごとが淡々と飾り気なく綴ってありました。本質的な話を引き出して寄り添う器がある彼女の知性と勇敢さに感謝したいです。
アフリカの旅は過酷of過酷なようです。
人それそれ絶対に胸を打つエピソードがあると思います、この本は。
ユーコン漂流 野田知佑
カナダーアラスカをまたぐユーコン川下りの旅エッセイです。
相棒の犬1匹とカヤックの上で釣りをし、銃を撃ち、ギターを弾き、本を読み、酒を飲む。こんな旅の仕方もあったのかと思いました。
旅人やインディアン、移住者との交流には困った時はお互い様の精神が溢れていました。
サーモンの燻製食べたくなります。
雲よ 野田知佑
ユーコン川のエッセイと後半は日本での活動について書かれています。野田さんは環境保護活動や講演会、カヌーイベントも精力的にされれいる。
ダム開発や沿岸工事で日本の昔ながらの川は無くなりつつあるらしいです。メディアと業者と行政、負の三角形。地元住民は大抵蚊帳の外という構図を浮き彫りにしています。
モロッコで断食 たかのてるこ
なんやこのキラキラしたキュンキュン女子旅は。。。とインキャの私は愕然としました。
現地の人とこんなに話せるコミュ力、天真爛漫なジャポネ女子キャラが素晴らしいです!
日中は断食(ラマダーン)の一体感を通してイスラム世界に触れる旅です。
”イン・シャーアッラー“(すべて神の思し召し)はこの本で知りました。
アジア迷走紀行 下川裕治
バンコクの達人、いつも生々しい情報をどうもありがとうございますm(__)m
今とはだいぶ異なる時代背景の本ですが女性はどこの国もたくましさを感じることができます。
皆手に入らない 何か を渇望しながら必死に生きているんですよね。
安旅癖が抜けないミドル世代になった下川さんのフラストレーションを感じる作品です。
5万4千円でアジア横断 下川裕治
50代だけどバスで貧乏旅されています、障害バックパッカーですね。下川先生ほどの経験のある人でも一枚上手の商売人はたくさんいて簡単に騙されてる…もうお決まりで受け入れてるのかもしれません。
90年代の経済成長著しいアジアの喧騒と表裏を感じられる本です。
一両車両のゆるり旅 下川裕治
誠に渋い、日本の田舎、鈍行、青春18切符の旅です。次の電車まで無人駅で4時間待ちだったり、特急券渋ったり、、、女将が一人で切り盛りする商売っけの無い駅前旅館、そういう非日常に情緒があります。雪国の列車のタフさに驚きました。電車の旅、良いですね。
インディアンの知恵 塩浦信太朗
セージの葉のスモークセレモニーやシャーマンの水晶の使い方に感動!
インディアンの長老は7世代先の未来の為に今できることを考えるそうです。
私達には中々できないことですよね。
そんなインディアンの精神性に惹かれる本です。
はじめての世界一周 吉田友和 松岡絵里
世界一周航空券や保険のノウハウがわかりやすく書かれています。
私がメインカードのデルタスカイチームは全体的に価格高めなことがわかりました。USAでマイル炸裂させるしかないな!!
国ごとの特徴がわかりやすく書かれています。
幸福論 須藤元気
須藤元気さんの四国お遍路の旅エッセイです。
お遍路の人をサポートするカルチャーが根付いているみたいです。
歩き疲れて野宿あり、穴場のグルメ、宿坊ありの徒然ですね。
歩いて、歩いて、歩いて、自分と向き合って、お遍路1度は行ってみたいですね。
レボリューション 須藤元気
アルゼンチン、チリ、ペルー、コロンビア、ベネズエラ、メキシコ、南米6カ国の旅行記です。
ニート友達イトウ君と須藤さんの絶妙な掛け合い、須藤さんの観察眼がたまりません。
この本を読んで須藤さんのナスカの地上絵タトゥーを知り、革命家チェ・ゲバラを知り、本気で黒魔術をしている人を知りました。
暇なときに読み返したい本です。
愛と革命のルネサンス 須藤元気
ヨーロッパを巡る巡礼の旅です。
前作「レボリューション」からの同線で読んでいただきたい本ですね。
須藤さんのユーモアと共にヨーロッパの文化を深く感じることができます。
めくれば始まる 世界一周 栗原良平 栗原純子
世界一周の写真集ポエムです。
写真が美しくかっこいいです。
とにかく刺激が欲しい、感動したい、テンションをあげたい人におすすめです。
以上、私のおすすめの旅にまつわるおすすめ本33冊をご紹介しました。
33冊多すぎますよね、笑
本気で胸を打つからこれだけは読んどけ!という本を5つピックアップすると下記になります。
・深夜特急 沢木耕太郎
・謝々!チャイニーズ 星野博美
・インドへ 横尾忠則
・インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸648日 中村安希
・インディアンの知恵 塩浦信太朗
行動には物理的・経済的な制限があっても精神の世界はいつでも自由です。
繋がりたいものに繋がって心の旅に出ましょう。
そして、異文化の教養に触れることは私にとってやっぱり幸せです。
他にも良い旅本ございましたら教えてください!
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