旦那がヴィーガンになって2年、ヴィーガンと同居する雑食の私の日常

旦那がヴィーガンになって2年、ヴィーガンと同居する雑食の私の日常

いつもご覧くださりありがとうございます、アラサー女子のコペルです。
隠していたわけでもないんですが、実は私の旦那はヴィーガン(菜食主義)です。私は雑食です!
最近は場の雰囲気に応じて、または私に合わせて動物性の食品も食べてくれるようになったけど、基本は菜食主義を貫いています。
そうなるとヴィーガンではなく、いわゆる「ゆるヴィーガン」「ベジタリアン」になりますけどね。
動物性の食品を一切食べない彼との同居生活に、彼の意思を尊重し多様性を受け入れて、やはり最初は食事に戸惑ったりもしました^^;

今回のブログでは、好き嫌いも少なく大抵なんでも食べる私とヴィーガンの旦那との生活について書いてみます。

ヴィーガン(菜食主義)はただの野菜好きとは違う

ヴィーガンとは、冒頭にも書きましたが、動物性の食品を一切摂取しない人のことを指します。
ここで認識を注意していただきたいのが、お肉を食べない人をヴィーガンと呼ぶわけではありません。
例えば、ヴィーガンが食べないものは下記になります、
下にいけばいくほど厳格になり、匙加減は人によりけりです。

・肉・魚
・ヨーグルト・チーズ・牛乳・アイスクリーム・バターなどの乳製品、、またそれらを使った食べもの
・カツオ出汁やコンソメスープなど動物のエキスを抽出して作られた食べもの
・蜂蜜・燕の巣など生き物の自然の営みから搾取した食べもの
・虫やプランクトンなど超簡単な構造の生き物
・白砂糖(製造過程で動物性のものが使われているため)
・動物性の菌類、微生物で作られた食べもの(お酒や味噌など)
・合鴨農法やバナナなど動物の労働によって作られた食べもの

野菜や果物の命と生き物の命の違いはなんなの?
野菜だって動物性の肥料で作られているじゃないか!
はい、究極に突き詰めれば突き詰めるほど食べるものは少なくなります。
究極のヴィーガンは何も食べない、飲まない、空気中のプラーナ(生命エネルギー)だけで生命を維持している仙人のような人ですね。
空気中にも動物性のウイルスや菌がいるぞ!と言われれば、もはや生きてはいられなくなります。
いろんな角度からヴィーガンを突き詰めると、どうしても合理性に仇が出てくるものです。

魚は食べないけど海老や貝はOKというヴィーガン(もはやベジタリアン)もいますし、発酵食品やお酒はOKというヴィーガンもいます。
スティーブ・ジョブズは晩年、木の実しか食べないフルータリアンだったことでも有名ですが、そういうチートなタイプもヴィーガンの1種です。
宗教によってはニラやニンニク、ネギなどを食べてはいけないヴィーガンもいます。

100人ヴィーガンがいれば、100通りのヴィーガンがあると考えた方が楽です。
なので他人のヴィーガン道を批判するのはすごく無意味です。

ヴィーガンの思考

私の人間観察によると、ヴィーガンは、心が優しい人や理想主義者、意思が強い人が多いです。
リアルでお会いすると、この人は普通のサラリーマンとして生きづらいだろうな〜という雰囲気を醸し出しているタイプが多いです…すみません。
ヴィーガンになるきっかけは、ペットや動物愛護、環境問題、健康意識、最近だとおしゃれ感(?)がきっかけの方が多いようです。
そうそう、なので本革とか動物の毛皮を使った衣類もヴィーガンは購入しません。(もちろん中には買う人もいますけどね)
1人の行動は微々たるものかもしれないけど、積み重ねていけば大きな違いになる、世界中の人が悲惨な状況に目を向ければ世界は変わる。
彼らは信じていて、事実として意識が高いのです。
話してみると、皆いい人でおもしろい!

ただ、中には鷹派のヴィーガンもいらっしゃいますね。
過激なデモをしたり、SNSの匿名アカウントで批判ばかり垂れ流したり。
闇のパワーが活動の源ですなという方々、、、すごいですよ。
私は正直、自分の問題は棚に上げてヴィーガン活動に傾倒しているような人たちに違和感を感じます。
動物愛護や環境問題も大事だけど、社会には人権や差別、暴力、貧しさなど、他にも解決しないといけない問題はたくさんあります。
明日の食糧もままならない、十分な医療や教育が行き届かない人を救うよりも猫ちゃんなん?
アーメン、神様、この世は天国と地獄が入り乱れるカオスな世界ですね。

栄養面の偏りや体調の変化について

野菜や果物ばかり食べているとどうしても不足するのがタンパク質や油分など、また動物性食品からしか得られない栄養素です。
豆類や植物性のオイル、サプリメントとかで意識的に補わないと、健康状態はどんどん悪化してしまいます。
実際にそれでヴィーガンをやめた人もたくさんいらっしゃいます。
元ヴィーガンの人って実はめちゃめちゃいると思いますよ。

私の旦那はその辺はうまくやっているようで、以前より筋肉と体重増えてますし健康診断も良好!
最初の頃は、お肌が乾燥しやすくなったり、倦怠感が減ったりと好転反応がありました。
ヴィーガンプロレスラーの方もいらっしゃるようなので、やり方次第です。

私の旦那がヴィーガンになったきっかけ

野菜
シンプルに、お肉食べなくても生きていけるんじゃない?と思ったみたいです。
お金儲けのために大量消費大量生産で家畜を育てる必要は無いよね?と。
それからヴィーガンの存在を知り、生き物に対する命の冒涜の現状を知ったのでありました。

「俺ヴィーガンになるわ」

えええええええええええええええええええ〜(汗)笑

牛さんや豚さんの過酷な生活環境や酷い殺され方を知ると、食べる気無くすのはわかる!
革なめしは本当に痛そう!
でも心から感謝して享受すればそれでいいんじゃないかな?
あんなに焼き肉ホルモン好きだったのにwww
何事も極端なのは良くないって!続かないよ。
食べるものが違ってこの先うまくやっていけるかな?

…という一抹の不安を感じながらも私が旦那に返した言葉は
「うん、やってみれば(・ω・)b」
なのでした!笑

彼は体験して痛い目にあって理解していくタイプなので、私は高みの見物だったんです。
2年も続くとは思ってもいませんでした!

ヴィーガンと一つ屋根の下、生活パターンの変化

食べるものが違うというのは、もはや外国人と暮らしているようなそんな感覚になりましたね、最初の頃は。
…はぁ、もう旦那と居酒屋とか美味しいレストランに行くことは一生無いんだな、ぐすん、と涙ぐんだときもありました(笑)
良くも悪くも、降りかかってきた大変化、私たちはこれを「ヴィーガンショック」と呼んでいます!

2人でごはんを食べるときはヴィーガンの旦那が料理

旦那がヴィーガンと知り合いに話すと、「料理が大変そう」と良く言われます。
でも、うちの場合は大丈夫です。
あなたがヴィーガンをやると勝手に言い出したんだから、食べるものくらい自分でなんとかしなさいよ!というスタンスで、料理はほぼほぼ旦那が作っています。
私は本当に料理すること減り、その分、楽になりました◎
大体、豆腐や豆がメインです。

ただ、旦那は私にヴィーガンを強要することはありません。
私が頼めばお使いで動物性の食品も買ってきてくれますしね。
ヴィーガンパワハラは無いのでご安心を。
お互いのスタイルを尊重しています。

私1人ごはんのときは思いっきり肉料理(笑)

1人でごはんを食べるとき、作るときはステーキやお刺身食べますね。
普通だったら家族で分け合う分量を独り占めして食べています。
それは少し幸福感感じます^^
それと友人とのごはんは、ついついがっつりしたものを選んじゃいます。

疲れたときは、お肉パワー効きますよ。
ホモサピエンスは元々肉食、私たちホモデウスはなんか違う種族になっちゃったみたいですけど(ハラリー博士より)。
卵や鶏肉、レバー、牛肉、お魚、昔は貴重で中々食べることができなかったみたいです。
肉食は瞬発力が上がります。
私はサバイバルな現代社会を生き抜くために、お肉は必要だと思います。
普通に美味しいですし^^グラウンディングにも良い◎

これからも感謝の気持ちを忘れずにいただきます。

自然と身体に優しい食品を選ぶように

オーガニック野菜
旦那がヴィーガンになって、食品を選ぶ目はかなり変化しました。
加工食品だと、まず必ず裏面の原材料をチェックするようになりました。
自然と添加物に詳しくなったり、なるべく自然由来のものから作られているものを選ぶようになったり、調味料もかなり変わりましたね。
最近はアレルギー対応や意識の高いおしゃれなスーパー、百貨店、ネットショッピングの広がりでヴィーガン食品が比較的手に入り安くなっています。
手間のかかっているもののお値段は少しかかりますが、味は抜群!
身体に優しい、染み渡る美味しさを感じる食べものにご縁をいただけたことは幸せです。

外食だと選択肢が極端に少なくなりお決まりのパターンに

ところがどっこい!笑
外食だと途端に選択肢が少なくなります。
特に日本はヴィーガン文化がまだまだ根付いていないので外食には一苦労です。
個人のこだわりのヴィーガン・マクロビの料理店を探すか、外食チェーンだとココイチのベジカレーかモスバーガーになってしまいます。
飲食のオーナー様はメニューに一つでもヴィーガンメニューを入れるとヴィーガンの固定客つきますよ(笑)

それと、ヴィーガンのターゲットは女性だと思いますけど、外食だと基本的に量が少ないです。
カフェメニューがほとんどなので。
男性には物足りないことが多いです。

歳のせい?ヴィーガンの旦那、昔より優しくなりました

名実ともに草食系男子の旦那ですが、以前より優しくなりましたね〜。
怒りの沸点が下がり、キレだすタイミングが減りました。

科学的な根拠は無いですが、お肉は動物のネガティブな感情が入っているからお肉ばかり食べていると心が不安定になるという話もあります。
私はそれ一理あると思っています。全てエネルギーの集合体なので。
狭い部屋の中で最悪の衛生環境の中で育てられたお肉よりも、放牧されたお肉の方が波動は高いはず。
ただそういうお肉は高価で中々手が出ないんですけどね(*´-`)
野菜ばかり食べているとエネルギー的には身体と精神の波動は上がりますが、現実世界への苦難を乗り越えるパワーは下がってしまいます。
状況によって臨機応変に対応できる「中庸」がなんだかんだ最強ではないかと。

なんにせよ心穏やかになったのは、私としても嬉しいかぎりです。



親戚や友人とのごはん、どう切り抜けた?

ヴィーガンで困ることナンバーワンが複数の人との食事会や飲み会ではないでしょうか。
せっかく手間暇かけて用意した料理をヴィーガンは拒否することになるのですから、本人としても申し訳ないし、周囲は理解に苦しみます。
特に年配の世代になると、何をアホなこと言ってんだ?と全く価値観が合いません。

ヴィーガンの旦那はどうこの状況を切り抜けたか
お酒は飲む方なので、トーク力と食べることができるごく一部のものを吟味して楽しんでましたよ(笑)
お出汁とか調味料とか、多少目をつぶらないといけない場合はあったでしょうけど。
また、お店には予めヴィーガンということを伝えてご対応いただいたこともありました。

LGBTにも通じることがありますが、ヴィーガンの人も雑食の人も多様性を認め合って仲良くできる社会になればいいですね。

愛する人がヴィーガンになったときの対応

恋人 lovers
最初は戸惑うと思います、理解できない、批判したくなると思います。
これまでの習慣や食べものを変えることは、大きな決断だし想像以上に大変なことです。
ヴィーガンの選択を尊重するあなたも悲しくなったり、イラッとしたりすることもあります。
でも頭ごなしに批判しないでまずは見守ってあげてください。
やってみないとどんなヴィーガン道になるかわかりませんし、地球の色々な問題に目を向けるきっかけや自分の取り入れる栄養について考えることになったり、何かしらの学びがその過程の中であると思います。
少しずつ2人のルールができてきます。時間が解決しますので深刻に悩みすぎないでくださいね。
合わなかったらそれはそれで新しい人生勉強が得ることができます。
ただの結果なので、これまた消耗しすぎないようにクールに前に進みましょう。